不動産売却が長引く原因は？対処法を知って早期売却を目指そう！

不動産を売り出す際に「なるべく早く売却したい」と希望される方は少なくありません。
不動産売却をスムーズに進めるには、事前に売却期間が長引く原因と対処法を知っておくことが大切です。
そこで今回は、不動産売却にかかる期間の目安と長引く原因、その対処法を解説します。
名古屋市の南区・港区・天白区・緑区・瑞穂区を中心に名古屋市全体で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

不動産売却が長引く前に知っておきたい売却期間の目安

不動産売却にかかる期間の目安は3〜6か月程度なので、それ以上経過していると売却が長引いているといえます。
ここからは、どの工程でどれほどの期間を要するのかを解説します。

事前準備から不動産会社の決定まで：2週間～1か月程度

不動産を売ると決めたら、事前準備としてまず情報収集をおこないます。
同じエリアにある類似物件がいくらで売られているか、不動産情報誌やインターネットを利用して相場を確認しましょう。
売却前に相場価格を知ることで、不動産会社が提示する査定額が適切なのか判断しやすくなります。
ある程度の相場が分かったら、不動産会社を探して査定を依頼し、査定額に納得できたら媒介契約の締結に進みます。

売却活動の開始から条件交渉まで：3～6か月程度

不動産会社と媒介契約を結んだら、売主に代わって不動産会社が売却活動をおこないます。
売却活動の内容は、チラシやインターネットを利用した宣伝やオープンハウスの実施、顧客への紹介などさまざまです。
購入希望者が現れたら実際に物件を確認してもらい、その後価格や引き渡し日などの条件交渉をおこないます。

売買契約の締結から引き渡しまで：2週間～1か月程度

売主と買主の条件が一致したら、売買契約を締結します。
当日は買主と売主、不動産会社の担当者が立会い、売買契約書の読み合わせや確認、手付金の授受などをおこないます。
本人確認書類や登記識別情報など準備する書類も多いため、早めに準備しておくことが大切です。
なお、買主が住宅ローンを組む場合は、ローンの審査に2週間から1か月ほどの期間が必要です。
そのため、ローンの本審査に通過してから物件を引き渡し、残りの売買代金を受け取ることになります。

不動産売却が長引く原因とは

先述したように、不動産売却にかかる期間は3〜6か月ほどが目安ですが、物件によってはそれ以上かかることもあります。
不動産売却をスムーズに進めるためにも、売却期間が長引く原因を把握しておきましょう。

売り出し価格が高い

不動産の売り出し価格が相場よりも高いと、検討対象から外されてしまい売れ残る原因となります。
売りに出される不動産はいくつもあり、似たような条件であれば、価格が安いほうに魅力を感じるのが一般的です。
売却期間が長引くと売れ残り感が出るため、さらに売却するのが難しくなってしまいます。
不動産を適正価格で売り出すには、査定を依頼する前にご自身でも相場価格を調べておくことが大切です。
そうすれば、不動産会社が提示する査定額が適正かどうか判断しやすくなり、売却がスムーズに進むでしょう。

立地や不動産そのものに問題がある

不動産自体に問題があって売れない場合もあります。
たとえば境界が曖昧になっている、土地の面積が広すぎてニーズに合っていないなどです。
なかでも境界が曖昧な土地は、隣地所有者とトラブルになりやすいため、購入する方はほとんどいないでしょう。
土地の面積が極端に広いまたは狭い場合も、活用しにくいため売却するのが難しくなります。
また、土地の立地条件が悪くて売れないケースもあります。
たとえば、人口減少エリアや交通不便地域など、需要が少ないエリアに立地しているなどです。
立地や不動産そのものに問題がある場合は、不動産会社とよく相談したうえで販売戦略を立てる必要があります。

売り出す時期が悪い

不動産売却では、売り出すタイミングも重要です。
不動産売買がもっとも活発化するのは、進学や就職などで引っ越しする方が増える1～3月頃です。
転勤の多い9～10月頃も不動産需要が増えるため、売却するのに向いている時期といえるでしょう。
また、競合相手が多い時期に売り出してしまうと、買主がより良い条件のほうに流れてなかなか売却できないことがあります。
売却期間が長引くようであれば、ライバルとの差別化を図るために値下げせざるを得ない場合もあるでしょう。
売り出すタイミングを見極めるには、事前に競合相手がどれほどいるのか把握しておくことが大切です。
不動産ポータルサイトや住宅情報誌などで、周辺で売り出されている物件を確認しておくと良いでしょう。

不動産売却が長引くのを防ぐ方法と対処法

最後に、不動産売却を長引かせない方法と売却期間が長引く場合の対処法を解説します。

販売価格を相場に合わせる

先述したように、売り出し価格が相場よりも高いとなかなか売却できません。
現在はインターネットで気軽に情報を得られるため、ほどんどの方が相場を把握したうえで物件探しをおこなっています。
売り出し価格が相場よりも高いと、買主が広告を見た段階で除外され、内覧すらしてもらえないかもしれません。
また、売り出し価格を設定する際は、物件の状態も考慮することが大切です。
たとえば同じマンション内の物件で、リフォーム済みの部屋とそうでない部屋が売り出されているとしましょう。
基本的には、リフォームをしてきれいになった部屋のほうが売り出し価格は高くなります。
リフォームをしていないにも関わらず、リフォーム済みの物件と同じ価格で売り出すと、売却期間が長引く可能性があります。
不動産の売り出し価格を決める際は、物件の状態を把握したうえで、相場にあわせた価格設定をおこないましょう。

内覧時の印象を良くする

内覧は不動産売却において重要な工程であり、内覧時の印象が悪いとなかなか成約には繋がりません。
少しでも印象を良くするために、内覧前には片付けや整理整頓を徹底しておこないましょう。
また、当日は購入希望者が見学しやすいような環境をつくることも大切です。
梅雨時期は除湿、夏は冷房をつけるなどして、快適な温度でリラックスして見学できるようにしましょう。
居住中に内覧をおこなう場合は、購入希望者が見学しやすいよう、少し離れた場所で待機しておくなどの工夫も必要です。

買取も視野に入れる

売却価格にこだわりがなければ、不動産会社による買取を検討しても良いでしょう。
買取とは、不動産会社が直接土地や建物を買い取ることです。
基本的に、買い取った不動産はリフォームなどをおこない、付加価値を付けてから再販売します。
そのため、仲介ではなかなか売却できない築年数が古い物件なども、買取であれば売却できる可能性が高いです。
また買主を探す必要がないため、すぐに現金を受け取れるというメリットもあります。
売却価格は仲介に比べると低くなってしまいますが、とにかく早く不動産を手放したい方は、ぜひ買取をご検討ください。

まとめ

物件そのものや立地条件、売り出し価格に問題があると、売却期間が長引く傾向にあります。
売却期間が長引くと売れ残り感が出るため、場合によっては値下げを検討しなければなりません。
不動産を売り出す際は、事前に相場を把握しておき、適切な価格設定をおこなうようにしましょう。
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不動産売却だけではなく、仲介や買取もおこなっておりますのでお気軽にご相談ください。