2023-04-18
空き家を手放すとなったときに、売るか貸すかで迷う方は少なくありません。
それぞれにメリットがありますが、管理の手間や時間を考えると売却するのがおすすめです。
そこで今回は、空き家を売るか貸すかの判断基準に加えて、空き家の売却方法や売却のポイントを解説します。
名古屋市の南区・港区・天白区・緑区・瑞穂区を中心に名古屋市全体で、空き家を手放したいとお考えの方はぜひ参考になさってください。
\お気軽にご相談ください!/
相続などにより、空き家を取得するケースは珍しくありません。
不動産は所有しているだけで固定資産税がかかるため、空き家のまま所有せずに売却または賃貸に出すことを検討しましょう。
その際に売るか貸すかで迷ったら、それぞれのメリットとデメリットを比較してご自身に合うほうを選ぶのがおすすめです。
まずは、空き家を売る場合と貸す場合のメリットとデメリットを解説します。
空き家を売るメリットは、建物を管理する手間やコストが不要になることです。
空き家を賃貸に出す場合、入居者を募集するための広告費や退去のクリーニング費用など、多くのコストがかかります。
設備の故障などがあれば貸主が対応して、業者を手配しなければなりません。
空き家の管理を不動産会社に委託する方法もありますが、毎月費用が発生します。
空き家を売れば、こうした手間やコストが一切かかりません。
また、売却によりまとまったお金が手に入るのもメリットの1つでしょう。
空き家を売るデメリットは、ローン完済時に自己資金が必要になる可能性があることです。
ローンが残っている不動産を売却する際は、ローンを完済して抵当権を抹消する必要があります。
抵当権とは、ローン契約者の返済が滞った際に、金融機関が自宅を担保に取る権利です。
抵当権がついたままでは自宅を売却できないため、ローンを返済したのち抵当権の抹消手続きをしなければなりません。
その際に自宅の売却代金でローンを完済できなければ、自己資金から捻出する必要があります。
空き家を貸すと家を手放さずに済み、また家賃収入を得られます。
収入は家賃の設定額によって異なりますが、毎月固定で利益を得られるのであれば、貸すメリットは大きいといえるでしょう。
駅や学校の近くなど人気エリアにある場合は、入居者がすぐにみつかりやすいため、より安定した収入が期待できます。
また賃貸物件として他者に貸し出しても、所有権はなくなりません。
空き家を手放さずに済むので、将来的に済む予定がある方や子どもに資産を残したい方は、売却ではなく賃貸を検討すると良いでしょう。
空き家を貸し出す際のデメリットは、管理の手間やコストがかかることです。
設備や建物の不具合が発生した場合、基本的には貸主が修繕しなければなりません。
入居者が変わるたびに、壁紙の交換やクリーニングなども必要です。
ときにはライバル物件との差別化を図るために、高額な設備投資をしなければならないこともあるでしょう。
また入居者が家賃を滞納したり、騒音を発生させたりしてトラブルに発展する可能性もあります。
弊社が選ばれている理由はスタッフにあります|スタッフ一覧
\お気軽にご相談ください!/
空き家を管理する手間を省き費用を節約したければ、賃貸に出すよりも売却するのがおすすめです。
ここでは、空き家を売る方法について解説します。
空き家をそのままの状態で売り出すと、解体費用がかからず売却費用を節約できる点がメリットです。
解体工事にかかる時間を考慮する必要もないため、売却活動もすぐに始められるでしょう。
一方で、更地に比べると買主が見つかりにくいというデメリットもあります。
また、売却期間中に倒壊したり不審者が侵入したりしないよう、修繕や管理もおこなわなければなりません。
なお、空き家の築年数が経過しており状態が良くない場合は、空き家の価値を含めずに古家付き土地として売る方法もあります。
どこからが古家となるか明確な決まりはないため、迷う場合は不動産会社にご相談ください。
更地は古家付き土地に比べると、売却しやすい傾向にあります。
更地の場合、買主が購入後すぐに着工できるうえ、建物を解体する手間やコストがかからないためです。
早期売却を目指すのであれば、空き家を解体してから更地で売り出すのを検討してみると良いでしょう。
その一方で、更地にするには建物の解体費用が必要というデメリットもあります。
解体費用は建物の構造や立地などによって異なりますが、100万円以上はかかると考えておきましょう。
さらに、建物を解体すると住宅用地の特例が受けられなくなり、固定資産税が増額する点もデメリットの1つです。
売却期間が長くなればなるほど、固定資産税の負担も大きくなります。
空き家をリフォームして、資産価値を高めてから売却する方法もあります。
最新の設備を取り入れる、畳をフローリングにするなどニーズに合ったリフォームをおこなえば、早期売却が期待できるでしょう。
デメリットとしては、リフォーム費用がかかる点が挙げられます。
場合によってはコストがかさみ利益が縮小する可能性もあるため、リフォームをする際は費用対効果を考慮することが大切です。
なお、リフォームは個人の趣味が出やすく、こだわりすぎると逆に買主を狭く限定してしまう可能性があります。
売却目的でリフォームをおこなう場合は、個人の趣味が反映しすぎないよう注意しましょう。
弊社が選ばれている理由はスタッフにあります|スタッフ一覧
\お気軽にご相談ください!/
最後に、空き家を売る際のコツやポイントを解説します。
相続により取得した古い空き家などは、隣地との境界が曖昧なままになっているケースも多いです。
買主が了承すれば売却もできますが、境界がハッキリしない土地はトラブルに発展しやすいため、購入を避ける方がほとんどです。
空き家をスムーズに売却するためにも、確定測量をおこなって境界を確定させておきましょう。
インスペクションとは、専門家による住宅の健康診断です。
インスペクションをおこなうと空き家の状態や欠陥の有無がわかるため、必要に応じて修繕ができます。
不具合をなくした状態で売却できれば、買主も見つかりやすくなるでしょう。
修繕せずに現状のまま売り出す場合でも、診断結果を売買契約書に記載することで、買主とトラブルになるのを防げます。
不動産の売却にかかる平均的な期間は約3〜6か月ですが、空き家の状態によってはさらに時間を要することもあります。
とくに郊外にある空き家や古い空き家は、売却までに時間がかかるケースが多いです。
必ず1か月で売却したいなど短期間で勝負しようとすると、無理な値下げ交渉に応じて損をしてしまうかもしれません。
空き家の売却は長期戦を覚悟したうえで、その間にかかる維持費も事前に用意しておくことが大切です。
弊社が選ばれている理由はスタッフにあります|スタッフ一覧
空き家を売るか貸すかの判断基準や、空き家の売却方法とポイントを解説しました。
空き家を貸すと家賃収入が得られる一方で、管理の手間やコストがかかるというデメリットがあります。
空き家が遠方にあり管理ができない、コストをかけたくないという方は早めに売却を検討してはいかがでしょうか。
名古屋市南区の不動産売却なら「名古屋不動産売却センター」へ。
南区のほかに、港区・天白区・緑区・瑞穂区を中心に名古屋市全体で幅広く提案が可能です。
不動産売却だけではなく、仲介や買取もおこなっておりますのでお気軽にご相談ください。
この記事のハイライト ●媒介契約とは、不動産会社に売却の仲介を依頼する契約のこと●媒介契約は3種類あり、それぞれメリットや注意点が異なる●確実に売却を進めたい方は、専任系の...
2023-02-07
この記事のハイライト ●現状渡しとは不動産の不具合などを修繕せずに売却すること●現状渡しには修繕の費用や期間がかからないというメリットがある●売却後に不具合が見つかると契約...
2023-02-07
この記事のハイライト ●住みながら不動産売却をするには、売り先行による一般売却やリースバックを利用する方法がある●不動産売却を住みながらおこなうと、金銭的な負担を軽減できる...
2023-02-21
この記事のハイライト ●不動産を売却すると譲渡所得税や印紙税などの税金が課される●譲渡所得税の税率は不動産の所有期間によって異なる●不動産売却の節税に有効ないくつかの特例が...
2023-02-21
この記事のハイライト ●一般的な不動産売却にかかる期間は3〜6か月が目安●売り出し価格が高かったり立地条件が悪かったりすると売却に時間がかかる可能性が高い●不動産をスムーズに売却するには適正価格で売り出...
2023-05-23
この記事のハイライト ●即時買取とは条件が合い次第すぐに不動産会社が物件を買い取ること●即時買取はすぐに現金化できる点がメリットだが売却価格は相場よりも低くなりやすい●即時買取は価格よりもスピードを重視...
2023-05-16
この記事のハイライト ●事故物件であってもリフォームによって資産価値の低下を防げる●事故物件では水回りのリフォームは費用をかけてでもやるべきといえる●注意点は特殊清掃を済ませておくことやリフォーム会社に...
2023-05-09
この記事のハイライト ●不動産売却時には譲渡所得税・登録免許税・印紙税といった3種類の税金がかかる●譲渡所得税の税率は不動産の所有期間が5年を超えるかどうかで異なる●譲渡所得税は特例を利用することで負担...
2023-05-02
この記事のハイライト ●空き家も相続税の課税対象となる●財産の総額が基礎控除額を超えなければ相続税はかからない●被相続人が元気なうちに相続税対策をしておく 少子高齢化や核家族化によって、日本では空き家の...
2023-06-27
この記事のハイライト ●負動産とは、所有しているだけでマイナスの価値しか生み出さない不動産のこと●相続した負動産を処分したい場合は、まずは売却(買取)を検討してみると良い●相続放棄すると、負動産のみなら...
2023-06-20
この記事のハイライト ●相続人同士で遺産をどのように分けるか話し合うことを遺産分割協議という●遺産のなかに不動産が含まれる場合や遺産の範囲が不明確な場合はトラブルに発展しやすい●相続が発生する前から相続...
2023-04-11
この記事のハイライト ●不動産を相続すると登録免許税がかかり、場合によっては相続税も発生する●相続税は相続財産の総額が「基礎控除額」を超えた場合にかかる税金である●住宅資金贈与制度や相次相続控除など国が...
2023-02-14
この記事のハイライト ●空き家を管理する目的は、空き家の状態を維持するためと、特定空家に指定されないためである●空き家の管理をスムーズにおこなうためには、必要な道具と服装など事前準備が大切である●空き家...
2023-06-13
この記事のハイライト ●空き家を現状のまま売却すると解体費用がかからないなどのメリットがある●空き家を更地にしてから売却すると買主が見つかりやすい傾向にある●売却の際には、解体費用のほかに譲渡所得税や仲...
2023-05-30
この記事のハイライト ●空き家を放置すると老朽化により資産価値が減少するなどのデメリットがある●空き家を放置すると特定空家に指定され固定資産税が増額する可能性がある●空き家は放置せずに「古家付き土地」ま...
2023-03-14
この記事のハイライト ●相続後の空き家は、換気・通水・掃除の3つの管理方法が大切である●空き家を放置すると特定空家に指定されたり、所有者責任に問われたりとさまざまなデメリットが生じる●相続後の不動産を空...
2023-03-07
この記事のハイライト ●空き家をリフォームやリノベーションすると売却時に買い手が付きやすいなどのメリットがある●リフォームやリノベーションにかかる費用は工事内容や建物の状態によって変動する●工事内容によ...
2023-03-21
この記事のハイライト ●リフォームをしてから売却すれば、見た目の印象が良くなるというメリットはありますが、一方で費用を回収しにくいため注意が必要●リフォームが必要なケースでも、優先順位を付けて100万円...
2023-02-28